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挨拶で分かるあなたのベテラン度
山で他のハイカーに出会った時、あなたは挨拶ができますか?「こんにちは」、「おはようございます」、見ず知らずの人からでも、こんな風に声をかけられるとうれしいものです。タウンではなかなかできない人と人のコミュニケーション。山の中ならスムーズにできることも。お互いに山が好きで歩いている、という共通の認識が素直な気持ちにさせるのでしょうか。初心者のうちは慣れなくて知らん顔してしまう人もいるようです。この後も気持ちよく歩くために、笑顔や会釈で挨拶する程度の心構えをしておきましょう。ベテランハイカーほど、他の人への気配りができるようです。

山道ではゆずりあい
山道は幅が狭かったり、一人ずつでしか渡れない橋やハシゴがあったりと、人ひとりとすれ違うのも難しい場面に出合うことがあります。このような場合は状況に応じた対応が必要。基本的に登りに向かっている人が優先になり、下りの人は道をゆずるのがルールです。登りの人を待っている間は山側の安全な場所に立って待つこと。登ってくる人が転倒などした場合、巻き込まれて転落するような事態を防ぐためです。しかし、登り優先といっても、多人数が連なるグループの場合は下りの人に道をゆずるなどの配慮を。グループでの歩行は体力の弱い人に合わせてペース調整しますが、人を待たせていることで、急に速度をあげることのないよう余裕を持って対応しましょう。

自然にも心配りを
自然の素晴らしい景観を目の前にすると、無意識に登山道以外の場所に踏み入ってしまうことがあります。しかし、山道では山道を歩くのが自然に対する最低限のマナー。登山道以外の場所を歩くことで、草や樹林の植生が失われてしまう危険性も。人通りの多い登山道では次第に道幅が広くなってしまったり、展望ポイントなど、人の集まりやすい場所では山肌が露出しているのを目にすることがありますね。自然へのダメージを最低限にするために“ローインパクト”の気づかいを。
又、高山植物の採取やゴミを置き去りにするなどの行為は論外中の論外。生ゴミは土に還るということもありますが、自然の中では生態系に影響を与えてしまう可能性があります。ゴミは必ず自分で持ち帰りましょう。所定の場所以外でのたき火やたばこは、山火事を起こす危険性があるので極力避けましょう。

知っておきたい登山用語
山歩きのガイドブックなどを読んでいるとさまざまな登山用語が出てきます。実際、山歩きの最中に使われる用語ですから覚えておくと便利です。

[鞍部/コル] 山頂と山頂を結ぶ稜線上の標高が最も低くなった所。
[右岸と左岸] 河川の上流から下流の向かって、右が右岸、左は左岸。
[浮き石] 安定感のないぐらついた石。体重をかけるとバランスを崩し、転倒や落石の危険がある。
[馬の背] 狭い急峻な山稜。険しいやせ尾根。
[エスケープ・ルート] 本ルート以外に、万が一の場合にエスケープする道順。避退路。
[ガレ場] 石や岩がゴロゴロ散乱している所。
[岩稜] 岩石の露出した尾根。岩尾根。
[キレット] 稜線上が鋭く切れ込んだ所。
[草付] 草の生えた急斜面のこと。足場が悪く、大変滑りやすい。
[鎖場] 危険度の高い岩場や急斜面に固定された鎖のある所。これにつかまり昇り降りする。
[三角点] 三角測量の基準点。一等三角点から四等三角点まである。一等は展望の良い場所に設置されている。
[遡行] 渓流を下流から上流に向かって登ること。
[出合] 二つの川の合流する所。二つの川の合流は二また、三つの川の合流は三またという。
[トラバース] 斜面を横に移動すること。
[ビバーク] 簡易テントやツェルトを利用して露営すること。予定外に露営することをフォースト・ビバークと言う。
[水場] 飲料水が補給できる場所。
[やせ尾根] 左右の山腹がそぎ落とされて細くなった尾根。
[落] 落石のこと。落石の発生を人に知らせる時は「ラークッー」と叫ぶ。特に下にいる人に注意を促すこと。
[稜線] 山の峰から峰へ続く線のこと。


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